リフォームで「防音工事」というと、楽器メーカーの「防音室」などの既製品か、トイレの壁や、床の衝撃音を抑える工事の事を想像されると思います。

「防音室」というと、室内に規定の寸法の部屋を入れるイメージですが、広い空間を防音するには向かないですし、ピアノの様な大きな楽器が入ると、セッションなどもしづらくなります。

当社では、自分自身がピアノ、エレクトーンの演奏をし、ドラムが演奏できる程度の防音室を自宅に作った経験から、独自（？というとオーバーですが…）の防音施工を行っております。

今回施工したお宅は、ピアノと声楽をご自宅で教えていらっしゃる方が、中古の在来木造住宅を購入されて、その1室をリフォームで防音仕様にしました。

在来木造住宅の場合、壁の内部にグラスウールという断熱材が入っていますが、ふわふわした軽い材料なので、防音効果は得られません。

また、窓は一番音の出入りがある所なので、できるだけ窓は設けないか、無くした方が防音効果が上がります。

（※マンションの床の防音は、防音というより、遮音（衝撃音などの直接響く音を遮るもの）ですので、ピアノや歌の場合はあまり意味がありません。）

工事後の測定値ですが、

１．外の音が50dB～55dB（ピアノ演奏などをしていない時）

２．電車の通過音が65～70dB

３．防音室内の無音状態が38～40dB

４．グランドピアノ演奏中、歌唱中ともにMAX105dB

５. 演奏中に室外で測定。１と同様50～56dB

ご興味のある方は是非一度ご相談下さい！

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