【インスペクション】住宅診断での赤外線調査のメリットとは?
「赤外線で住宅診断ができます!」と言われてもイマイチピンとこない人も多いかもしれません。
「赤外線カメラって温度を測るものでしょ?温度なんて測ってどうするの?」
そう思うかもしれませんが、温度の違いにも建物にとって重要なメッセージが
含まれている事があります。
正確な話をすると、赤外線カメラは「赤外線放射量」を測定しています。
実はモノの表面温度を直接計測している訳ではありません。
「温度が高いと赤外線の放射量が増える」ことから、
「放射量の多い箇所は温度が高い」=赤外線カメラで温度が分かる、
という事になるわけです。
これは意外と陥りがちな勘違いですね。
赤外線の放射量はその物質によって異なります。また、周囲の赤外線の反射や
表面の状態によっても赤外線の放射量は変化してしまいます。
住宅に必ずあるものとしてはガラス窓や光沢仕上げのタイルなどは正確に測定
できない事が多いです。
また、金属類は赤外線の放射率が低く、こちらも正確に測定するには計算が
必要となります。
赤外線サーモカメラで温度を測る事がどういう意味があるのかというと、
「空気層・水・建材」という温度の変化量が異なる物の存在を確認出来る。
ということです。
気温が上昇するにつれて高い方から低い方へ熱が伝わっていきます。
そこを赤外線サーモグラフィで確認すると、
柱と壁同士が接している箇所、間に断熱材(空気層)がある場所では
熱の伝わり方が異なっているので温度の差を見ることができます。
(温度の差と言っても1度程度の差なので感覚では分かりません。)
空気は熱を伝えにくく、木材の方が熱が移動しやすい性質があります。
裏に空気がある箇所は温度が高く、柱がある箇所は温度が低く見えるのです。
「熱を伝えにくいなら冷たく見えるんじゃないの?」と思うかもしれませんね。
一瞬逆なように感じますが、実際に測定しているのは内壁の石膏ボードですので
「裏が空気層=石膏ボードの熱の逃げ場がない=温度が高くなる」
「裏が柱=石膏ボードから柱へ熱が逃げやすい=温度が低くなる」
ので、見える現象は逆転するわけです。
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